コードハイライト用

せっかく無職になったから、働いてる時に忙しくて出来なかった色々な事をやってみようと場当たり的に始めたブログ。 だったけど就職決まっちゃいました。

2013年2月12日火曜日

[iOS][Web] TestFlight が無いと生きていけません

生きていけません。マジで。

それぐらい劇的に便利だと感じたツール(サービス)がTestFlightです。
知り合いと話していると意外と知らない人が多かったので備忘録兼ねてまとめます。



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0.TestFlight?


TestFlightは、iOS アプリを開発機以外で実行したい場合に
インターネットを通じて開発中アプリをダウンロードできるサービスです。
(2013/01/25 現在は利用無料)

TestFlight を使用する場合、使用しない場合と比較して以下の手順がスキップできます。

  • 実行したいデバイスの UDID (Unique Device IDentifier) を調べる
    TestFlightのチームに参加した時点で、Web上でUDIDを確認できるようになる
  • iTunes で同期してアプリを転送
    基本的にインターネット経由でアプリをやり取りする為、iTunesとの同期が不要
    3G回線でもダウンロードできる
  • 同じバージョンのアプリを新たにインストールしたいデバイスが出た時の再アーカイブ
    既にアップロードしているビルドに対しては、後からProvisioningProfileを上書きする事ができる



1.登録関連


1.1.プロジェクト新規作成


ページ右上のプルダウンメニューから"+AddTeam"

1.2.チームメンバーの招待


プロジェクトの"Dashboard"ページ(ページ上部にタブメニューあり)から
"InvitePeople" で以下を入力して"Send Invitation"ボタン

  • メールアドレス
    インストール対象デバイスでメールを受取れるアドレスがいいです
  • 招待メッセージ
    何でも良い。
    受取った側のその後の手順(後述)を説明していると丁寧かも
  • 開発者かどうかのチェック
    開発者であれば、ビルドのアップロード、チームメンバーの招待が行えます

1.3.招待した後の手順


ビルドをまだアップロードした事が無い場合は項2.を先に参照して下さい

なお、初めて招待までの手順を行う場合、"Permissions" メニューで公開メンバーを選択する際に
失敗しても大事無い方(自分とか)でテストするのを強くお勧めします

  1. 招待されたメンバーが承認すると、プロジェクト管理者宛にメールが届く
    メールのタイトルは"[メンバー名] accepted your invitation"
  2. TestFlightのWebページにて、"Builds"メニューから公開したいビルドを選択
    ビルドページ左の"Permissions"にて公開したいメンバーにチェックマークを入れるこの時対象のメンバーが"Teammate Devices Not On This Profile"に表示されている場合 (対象のデバイスUDIDが ProvisioningProfileに存在しない場合)は項1.4.を参照ください
  3. 画面下部の"JustUpdate" か "Update & Notify"で保存
    "Update & Notify"だと、 以下のメンバーにメールが飛びます。 - 新たに許可されたメンバー - まだビルドをインストールしていないメンバー

1.4.ProvisioningProfile の上書き

  1. iOS Dev Center で 追加したいUDID をProvisioningProfileに追加してダウンロード
    UDIDはTestFlightの
    ユーザー情報や、Permissionsメニュー等から簡単にテキストとしてDLできますまた、テキストはiOS Provisioning Portal のDevices メニューで直接アップロードできるフォーマットになっています
  2. TestFlightのWebページにて、"Builds"メニューから公開したいビルドを選択
  3. 先ほどダウンロードしたProvisioningProfileを"Update Profile"ボタンからアップロード
  4.  ビルドページ左の"Permissions"メニューにて公開したいメンバーにチェックマークを入れる
  5. ページ下部の"JustUpdate" か "Update & Notify"で保存

1.5.招待された側の手順

メールにも説明は書いていますが、英語です。
大体の流れをメモしておきます。

  1. TestFlight より、プロジェクトへの招待メールが届きます。
    メールのタイトルは
    "[TestFlightアカウント名] has invited you to join the [プロジェクト名] team on testflightapp.com" 
  2. メール内の"Accept"ボタンを選択してください。TestFlight アカウントを持っていない場合は、新規登録してください。
  3. プロファイルのインストール、TestFlightアプリのインストール等の許可を求められますので、全て許可してください。
    この時点でTestFlightにアクセスできるが、まだ何もダウンロードできない。
    招待側がアップロードしたビルドの公開設定(Permission)を設定しなくてはいけない。
  4. 招待側からビルド公開の通知メールが来るまでお待ちください。
    メールのタイトルは
    "[アプリ名] [バージョン] is now available" 
    なお、招待側は通知をしない設定もできる。
    その場合でも、アクセスすればダウンロードできる状態にはなっている。

  5. メールを受け取ったら、メール内の"Install"ボタンを押してください。

  6. ブラウザが開き、該当ビルドをインストールする為のページが開きます。"INSTALL"ボタンを押して、アプリをインストールして下さい。

2.ビルド(IPA)のアップロード


2.1.公開用ビルド(IPA)の作成方法(XCode 4.4)


必要な物


  • XCode 4.4
  • AppID
  • 上記AppIDに対応するDistribution用のProvisioningProfile

XCodeの設定

  • AppID設定
    Profile で指定している AppID を、ターゲット設定>Infoタブ>Bundle Identifierに設定。
    もしくは、Summaryタブからも設定可能
  • ProvisioningProfile設定
    ターゲット設定>Build Settings タブ>Code Signing>Code Signing Identity
    公開したいビルドの箇所に設定

作成

  • Scheme確認
    Product>Edit Scheme の Archive で指定されているビルドが
    Provisioning Profileを設定したビルドになっているか確認
  • ビルド
    Product>Archive。なお、毎回フルビルドになる
    無事に終わると自動(設定可)でOrganizerウィンドウが開く
  • IPA作成
    - Organizer>Archives>公開したいビルドを選択して、右上の Distribute... ボタン
    - "Save for Enterprise or Ad-Hoc Deployment"
    - "Code Signing Identity" >指定した物になっていればOK
    - 保存場所を選択して保存


2.2.アップロード

  1. TestFlightのWebページより、"DashBoard"メニュー選択
  2. "Upload Build" 選択
  3. 用意したIPAを"Build file (IPA)"にドラッグドロップ
  4. リリースノートを書く
  5. Upload ボタン





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